IllustratorでUVプリンター用のデータを作る

UVプリンターのデータについて

UVプリンターで使うデータも前回のレーザーカッター同様にIllustratorで作っていきます。私の場合、fusion360でデザインを作る他にもUVプリンターはレーザーカッターと違い、イラストや写真も印刷出来るため、Ibis paintで書いたオリジナルのイラストを使ってます。

今回は試しにこのきつねのイラストをアクキーにしていきます。予めスマホからUSBを使ってPCにイラストのデータを移しておきます。

必要なデータ

UVプリンターに必要なデータは2つあり、切り出す必要があるなら別にレーザーカッター用のデータが必要になるので実質的に3つのデータが必要です。ですが私の場合レーザーカッター用のデータは枠のデータから使い回してます。

やることは簡単で枠を作ってその中に本印刷のデザインを作ります。まず枠を作ります。(先にデザインのデータを取り込んだ方がいいかもしれないです。)長方形ツールでだいたい40×50(mm)くらいの四角を作ります。角は危ないので丸くしておきます。塗りつぶしはなしで線は黒以外の1mmくらいにしておきます。次にボールチェーン用の穴を開けます。楕円ツールで3×3(mm)の円を作ってさっきの枠内の通りそうな所に配置します。この枠のレイヤーはレーザーカッター用に使い回すので赤にしてます。そしたら太さを0.001mmにすればレーザーカッター用のもできます。

次に別レイヤーでデザインを作っていきます。取り込んだデザインデータを好きなところに配置したり、Illustrator内で好きなデザインを描いていきます。下地に白を吹きたい場合はこれも別レイヤーにデザインをコピペしてRolandのところから特殊な白で塗りつぶしします。fablabのUVプリンター対応機種しかできないのでそれじゃない場合は後でやります。自分がわかる色で塗りつぶしておきましょう。

最後に別レイヤーで枠とデザインを囲む透明枠を作っていきます。透明枠はその名の通り透明なので線と塗りつぶしをなしにします。なんで透明枠が必要かというと透明枠をなくした場合、枠とデザインで印刷の位置がずれてしまうからです。なので透明枠をつくり位置を固定している枠です。

データの保存

この場合データは3つ保存します。1つ目は枠のデータ。枠のレイヤーと透明枠のレイヤーだけ表示して.epsファイルで保存します。必ず別名で保存にしてください。

2つ目がデザインのデータでこれは透明枠とデザインのレイヤーの他に下地のレイヤーがあるならそれも表示して.epsで保存します。

3つ目はレーザーのデータです。枠の部分が使いまわせるので赤の0.001㎜にして枠以外は全部非表示にして.aiで保存します。

データのインポート

データをインポートします。

このとき、裏から印刷することもできます。この場合は画像を反転させることがソフト上でできるので反転させます。デザインに下地が含まれる場合、品質からモードをCMYK>whiteにします。

UVプリンターのセットアップ

UVプリンターをセットアップします。setupボタンを長押しして少し経ったらまた押します。高さを100.2㎜にした後enterを押し自動調整をいいえにしてenter,その後enterを三回押せば完了です。枠の印刷の準備がすみました!枠の印刷を開始してください。

枠の印刷が終わったらその枠にそってあらかじめレーザーカットした素材をおいてセットアップします。大体さっきと同じです。etupボタンを長押しして少し経ったらまた押します。素材を奥にテーブルごと移動させたら音が鳴るまでテーブルを上げます。音がなった位置から1㎜位高さを落としてenterを押し自動調整をいいえにしてenter,その後enterを三回押せば完了です。

プリントの様子

完成品

使用したデータ

元イラスト


ご自由にお使いください。使ったよって言ってくれるとなおうれしいです。