UPCYCLE series

プロジェクト概要
そもそもアップサイクルとは アップサイクルとは、本来廃棄される予定だった製品や不用品に新たな付加価値をつけて再生することを指す。素材や形などの 特徴を生かし、より良いものへと作り変える手法で、別名「クリエイティブ・リユース(創造的再利用)」とも呼ばれることも ある。
アップサイクルの特徴 アップサイクルは、製品の良さや原型を大きく変えずに作るため、低コストかつ低エネルギーで再生利用できるのが特徴であり、 環境負荷の低減やSDGsが掲げられる今、新たな手段として注目されている。また、アップサイクルと似た言葉に「リメイク」が あるが、リメイクは元の製品の素材を生かして別のものに作り替えることを指し、価値が下がるものも含んでいる。
いつからあったのか アップサイクルという言葉は、1994年にドイツの企業「ピルツ」のレイナー・ピルツ氏がメディアに向けて語ったのが始まりと されているが、アップサイクルの考え方自体は、もっと以前から存在していた。 1800年代には、アメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマソンが「自然界には寿命を終えて捨てられるものはない。そこでは 最大限利用された後も、それまで隠れていた全く新しい次のサービスに供される」と語っている。 また、資源の乏しい日本では、再利用する文化は古くから根付いていた。陶器などの割れやひびを漆でつなぎ、継ぎ目を金や銀で 装飾する伝統技法「金継ぎ」は、室町時代から行われていたと言われている。
SDGsとの関係性 SDGsの17の目標のうち、アップサイクルと一番関わりが強いのが、目標12「つくる責任 つかう責任」である。アップサイクルは、 廃棄物や不要な素材を再利用して新しい製品に生まれ変わらせる「創造的再利用」の手段で、この目標の達成に貢献することができる。 プラスチックゴミの削減は、目標14「海の豊かさを守ろう」、生産や廃棄に関わるエネルギーが削減できれば、目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成につながる。 また、アップサイクルのために生まれるイノベーションや働く環境は、目標8「働きがいも経済成長も」にも関わってくる。
使えそうな素材一覧
  • ペットボトル
  • お菓子が入っていた箱、袋
  • 空き瓶
  • 紙袋
  • 抜いた後のコルク
  • シーグラス
  • 木粉
  • 使わなくなった傘
  • 米袋
  • 段ボール
作品イメージ