デジタルファブリケーションのよるDX推進の例
2/72025
Doyolab
デジタルファブリケーションとは
デジタルファブリケーションとはデジタルデータから紙や木、樹脂、金属等の各種素材を使って即時的に「もの」を印刷や造形加工することを指します。(総務省より引用) 以前から、企業の工場や研究所において、主に試作開発を目的として、この技術が活用されてきましたが、近年3Dプリンターの低価格化などにより身近になってきています。 さらに、立体の造形だけではなく、ネットワークに接続する機能やサービスについても容易に試作開発することが可能となりました。 総務省の資料では11種類のデジタルファブリケーション機器が紹介されています。
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以下には企業におけるDX推進の例を紹介
- ゼネラル・エレクトリック
- BMW
- 清水建設
- VUILD
- ファブラボ品川
航空エンジンの燃料ノズルの製造に金属3Dプリンティング技術を導入。
従来、20個以上の部品で構成されていた燃料ノズルを、3Dプリンターを用いることで一体化し、単一の部品として製造することに成功した。
デジタルファブリケーションにより、軽量化、耐久性向上、製造工程の簡略化の効果が得られた。
ソース: https://blog.spatial.com
BMWは、車両デザインの初期段階において、テキストからイメージを生成するAIツールを使用し、初期デザインスケッチから車両の設計イメージまでデジタルプロトタイピングを導入している。
これにより、デザイン効率の向上や開発期間の短縮などの恩恵が得られた。
ソース: https://note.com
清水建設は、DXの一環として3Dスキャン技術を活用したデジタルモックアップを作成し、エントランスや庭の意匠検討に利用している。
設計精度の向上だけでなくコミュニケーションの円滑化にも貢献している。
ソース: https://make.dmm.com
VUILDは、設計者がデザインのイメージを共有するだけで、実施設計、データ作成、制作・施工までを一貫してサポートするプラットフォーム「EMARF」を提供している。
このプラットフォームにより、内装空間や木造建築のデザインを製造・施工に直結させることが可能となった。
導入により生産性の向上やコスト削減につながっている
ソース: https://news.build-app
ファブラボ品川では、作業療法士がデジタルテクノロジーを身につけ、3Dモデリングや3Dプリントを活用して、障がい者にも利用しやすいスプーンなどの自助具を制作している。
デジタルファブリケーションの特性を活かし、個々の症例に合わせた道具の開発が行われている。
これによってデータ共有の促進や個別対応の強化が得られている。
ソース: https://sakumaga.sakura.ad.jp